2015年5月31日日曜日

(41)羊を売ったので、


羊を売ったので、彼の袋の中には十分なお金があった。少年はお金には魔法があると知っていた。それは、お金を持っていさえいれば本当は一人ぼっちではないということだった。おそらく二、三日後には自分はピラミッドのそばにいるだろう。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp43



アフリカに着いた少年は、言葉と宗教の違いに戸惑いつつ、羊を売ったお金があることを思い出し安心します。お金があると、確かに一人ぼっちにはならない状況を作り出すことができます。






今日のインプット

■簿記1級 50分


簿記1級は、問題集縦串(戦略的管理会計)。




2015年5月30日土曜日

(40)アフリカは何と変わったところなんだろう、と少年は思った。


アフリカは何と変わったところなんだろう、と少年は思った。
彼はタンジェの狭い通りにならんだ、どれも同じように見えるバーの一つに座っていた。何人かの男たちが大きなパイプから、タバコを次から次へとまわし飲みしていた。たった二、三時間の間に、手をつないで歩く男たちや、顔を隠した女たちや、塔のてっぺんに登ってお祈りをあげる僧侶などを見た。お祈りが始まると、彼のまわりにいた人たちは、みんなひざまずいて、額を土の上につけた。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp42



正月のため、商店街は閉まっています。でもとこどこころ人が道沿いにたむろしていて、この通りは怖かったです。






今日のインプット

■簿記1級 2時間45分


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。

2015年5月29日金曜日

(39)彼は二度と少年に会うことはないだろう。


彼は二度と少年に会うことはないだろう。それはちょうど、自分がアブラハムの持ち物の十分の一をもらってから、彼に二度と会わなかったのと同じことだった。それが彼の仕事だった。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp41



前のおじさんはATMを探して歩いています。






今日のインプット

■簿記1級 5分


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。

2015年5月28日木曜日

(38)羊たちは、


羊たちは、新しい持ち主と大きな変化に興奮して、彼のかたわらで落ちつきがなかった。彼らが欲しいのは、食べ物と水だけだった。




パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp41




屋外にでて初めて感じたのは、乾いた暑さです。5分歩いただけで汗がでてきました。







今日のインプット

■簿記1級 10分


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。

2015年5月27日水曜日

(37)タリファの一番高い場所に、


タリファの一番高い場所に、ムーア人の作った古い要塞があった。その城壁のてっぺんからアフリカを見ることができた。セイラム王様のメルキゼデックは、その日の午後、要塞の壁の上にすわり、彼の顔に吹きつける東風を感じていた。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp41



朝食も追え、探索開始です。







今日のインプット

■簿記1級 10分


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。

2015年5月26日火曜日

(36)少年は当惑して、『実は何も見ませんでした』と告白した。


少年は当惑して、『実は何も見ませんでした』と告白した。彼のたった一つの関心事は、賢者が彼に託した油をこぼさないようにすることだった。

『では戻って、わしの世界のすばらしさを見てくるがよい。彼の家を知らずに、その人を信用してはならない』と賢者は言った。

少年はほっとして、スプーンを持って、宮殿を探索しに戻った。今度は、天井や壁にかざられたすべての芸術品を鑑賞した。庭園、まわりの山々、花の美しさを見て、その趣味の良さも味わった。賢者のところへ戻ると、彼は自分の見たことをくわしく話した。

『しかし、わしがおまえにあずけた油はどこにあるのかね?』と賢者が聞いた。

少年が持っていたスプーンを見ると、油はどこかへ消えてなくなっていた。
『では、たった一つだけ教えてあげよう』とその世界で一番賢い男は言った。『幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ』



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp40




セイラムの王様が、羊飼いの少年との別れの際に送ったエピソードです。ある店の主人が、世界で一番の賢者から幸福の秘密を学んでくるように、息子を旅に出します。40日間砂漠を放浪した末に、息子はついに賢者の城を見つけます。しかし、城はたくさんの訪問客であふれており、息子はさらに2時間待って、やっと賢者に会えます。訪問の目的を聞いた賢者は、スプーンに油を2滴保ったまま、城の装飾を2時間見学してから戻ってくるように伝えます。

2時間して賢者の元に戻った息子。賢者は自分の城の装飾品のすばらしさについて少年に聞きます。その賢者に対して少年が言った言葉です。

20年経った今でも、この話は覚えていました。自分に足りない遠くのものばかり見て、身近な大切なことのありがたさを忘れてはいけないとも読めますし、幸福は、より多くのものを手に入れることではなく、より多くのことに気づくことだけだとも読めます。

たとえば、旅先の朝食でのこと。
皿の下に敷くランチョンマットには、それを作る人の努力や苦労があったはずです。
新鮮なゆで卵を宿泊客に届けるため、朝早く起きて調理を始めたコックがいたはずです。
海が見える窓際の席は、人気のため、たくさんの人が座ります。いつでも席を清潔にするため、机と席を見回るスタッフがいたはずです。

ホテルだったらそれくらい当たり前と思うかもしれませんが、こんなにたくさんの努力に支えられていることに「気づく」だけで、自然と感謝の気持ちがわいてきます。ごりらが夏休みの読書感想文で『アルケミスト』を書くなら、「ピラミッドでのたからさがしはさておき、ぼくがいちばんたいせつだなあとおもったのは、」とか前置きして、この部分を使って、普段何気なくすごしていることに感謝しはじめれば、先生的にも受けがよいことでしょう。







今日のインプット

■簿記1級 50分


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。

2015年5月25日月曜日

(35)「これからおまえがやってゆくことは、たった一つしかない。


「これからおまえがやってゆくことは、たった一つしかない。それ以外はないということを忘れないように。そして前兆の語る言葉を忘れてはいけない。特に、運命に最後まで従うことを忘れずにな」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp38



朝、鴎の鳴き声で目が覚めました。







今日のインプット

■簿記1級 1時間


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。


2015年5月24日日曜日

(34)「これを持っていきなさい」


「これを持っていきなさい」と老人は胸あての中央にうめこまれていた、白い石と黒い石をさし出して言った。「これはウリムとトムミムと呼ばれるものだ。黒は『はい』を意味し、白は『いいえ』を意味する。おまえが前兆を読めなくなった時、この石が助けてくれる。いつも『はい』と『いいえ』で答えられる質問をするようにしなさい。
しかし、できれば自分で決めるように努力しなさい。宝物はピラミッドにある。そのことはおまえはもう知っていたね。わしが六頭の羊をもらうと言い張ったのは、わしは、お前が決心をするのを助けたからだ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp38



午前3時を回り、やっとホテルに到着します。どっと疲れがでました。幸いエレベータから離れた角部屋だったため、朝までぐっすり眠れました。






今日のインプット

■簿記1級 2時間55分


簿記1級は、問題集縦串(設備投資の意思決定)。

2015年5月23日土曜日

(33)「宝物はどこにあるのですか?」


「宝物はどこにあるのですか?」と少年がたずねた。
「エジプトだ。ピラミッドの近くに」
少年は驚いた。老女が言ったことと同じだった。しかし、彼女は何も要求しなかった。
「宝物を見つけるためには、前兆に従って行かなくてはならない。神様は誰にでも行く道を用意していて下さるものだ。神様がおまえのために残してくれた前兆を、読んでゆくだけでいいのだ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp37



今回の旅は無事にホテルに着いたと思ったら、結局似たような名前のホテルに着いておりました。入口のホテルの従業員にホテル名を確認したにも関らず、違うところに着いてしましました。ただし運がよかったのは、深夜2時ごろにも関らず、タクシーがつかまって、目的のホテルに着いたことです。






今日のインプット

■簿記1級 5時間35分
■英語 1時間30分


簿記1級は、問題集縦串(業務的意思決定、設備投資の意思決定)と講義。英語は、作文。

2015年5月22日金曜日

(32)「驚きました」


「驚きました」と少年は言った。「友人が残りの羊を即時に買ってくれました。彼はいつも羊飼いになるのを夢見ていたから、これはよい前兆だと言っていました」
「いつもそうなんだよ」と老人が言った。「それは幸運の原則と呼ばれているものだよ。誰でも初めてカードをする時は、ほとんど確実に勝つものだ。初心者のつきだ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp36



驚きました。いや、やっぱり驚きませんでした。運転手が行き先を理解しておりませんでした。ここからが、海外旅行本番です。






今日のインプット

■簿記1級 20分


簿記1級は、問題集縦串(業務的意思決定)。

2015年5月21日木曜日

(31)この風がムーア人を連れてきたのだ。


この風がムーア人を連れてきたのだ。しかし、この風は、砂漠と、ベールをした女性の香りも運んできた。東風は、未知をもとめて、金や冒険、そしてピラミッドを探しにいった男たちの、汗や夢を運んできた。少年は風の自由さをうらやましく思った。そして自分も自由を手に入れることができるはずだと思った。自分をしばっているのは自分だけだった。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp36



夜、見知らぬ土地に着いて、見知らぬ運転手に連れられてホテルに向かいます。だんだん、人気のないところに連れて行かれるような、この緊張感。






今日のインプット

■簿記1級 1時間5分


簿記1級は、問題集縦串(業務的意思決定)。



2015年5月20日水曜日

(30) もしかしたら、


もしかしたら、彼女は少年のことを憶えてさえいないかもしれなかった。どの日に彼が現われたとしても、彼女にとって違いがないことは確かだった。彼女にとっては、毎日が同じだった。毎日が次の日と同じだということは、太陽が昇るというような、毎日起こっているすばらしいことに、気がつかないからなのだ。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp35



途上国を旅すると、移動手段でタクシーを使うことが多いのですが、毎回スムーズに行かないのが旅の醍醐味です。何回かの高い授業料を払って、今回は①自分から探して話しかけたクシー会社を使う、②金額がそれ以上かからないことを乗る前に確認する、③ホテルに着いたら、(看板が見えなかったので)ホテルの従業員にホテルの名前を確認するよう、念には念を入れました。しかしながら、これでもうまくいきませんでした。また高い授業料を払ってしまいました。






今日のインプット

■簿記1級 1時間30分


簿記1級は、問題集縦串(業務的意思決定)。

2015年5月19日火曜日

(29)東風が強くなった。


東風が強くなった。自分は羊と宝物の間で迷っている、と少年は思った。彼は今まで慣れ親しんできたものと、これから欲しいと思っているものとのどちらかを、選択しなければならなかった。商人の娘のこともあったが、彼女のことは少年のことを憶えてさえいないかもしれなかった。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp35



出国ゲートと入国ゲートが同一フロアにある珍しい空港です。迷うということは、選択肢があるということで、贅沢なことです。






今日のインプット

なし

2015年5月18日月曜日

(28)風が吹き始めた。


風が吹き始めた。彼はこの風を知っていた。人々はこの東風をレバンタールと呼んでいた。この風に乗って、地中海の東のレバントから、ムーア人がやってきたからだ。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp35



初めての土地では、飛行機をでた瞬間の風というか、雰囲気が、心地よい緊張感を覚えます。






今日のインプット

■読書 15分


読書は、拾い読みとまとめ作成。






2015年5月17日日曜日

(27)彼は一番遠回りして、


彼は一番遠回りして、友人の家畜小屋まで戻ることにした。町の城のそばまで来た時、彼は足をとめて、石の斜面を登って城壁の上に出た。そこから遠くにアフリカが見えた。ムーア人はそこから来て、スペイン全体を征服したと、昔、誰かが話してくれた。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp34



これから、カレーの国に行くところです。






今日のインプット

■読書 25分


読書は、拾い読みとまとめ作成。

2015年5月16日土曜日

(26)「夢想家がもう一人」


「夢想家がもう一人」と切符売りは少年が立ち去るのを見て、彼の助手に言った。「彼は旅をするお金がないのだ」

切符売りの窓口に立った時、少年は自分の羊を思い出して、やはり、羊飼いのままでいようと決心した。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp34



チーズがおいしかったです。






今日のインプット

なし








2015年5月15日金曜日

(25)そこで少年は


そこで少年は町をぶらぶら歩いて、門のところまで来た。そこには小さな建物があり、窓口で人々はアフリカ行きの切符を買っていた。少年はそこで、エジプトはアフリカにあると知った。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp33



ちょうど、ナッツの置き方が気に入らなかった副社長が飛行機を戻して機内サービスの責任者を降ろさせた事件があった事件があったころでした。キャビンアテンダントは、神経質になっていたと思います。






今日のインプット

なし


2015年5月14日木曜日

(24)少年は再び本を読み始めた。


少年は再び本を読み始めた。しかし、もう本に集中することができなかった。彼は緊張し、気が動転していた。老人が言ったことが正しいと知っていたからだ。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp33



飛行機に乗る醍醐味は、読書に集中できる環境が整っていることです。それなりに人が周りにいて緊張感があり、好きな飲み物がでてきて、洗い物をしなくて済みます。






今日のインプット

なし

2015年5月13日水曜日

(23)「あなたはそういう時にいつも現われるのですか?」


「あなたはそういう時にいつも現われるのですか?」
「いつもこうだとは限らないが、わしは必ずいろいろな形で現われるのだ。時には一つの解決法とか、良い考えとなって現われることもある。別の時には、危機一髪という時に、ものごとを起こりやすくしてあげることもある。もっとほかのこともいろいろとしているが、ほとんどの場合、人はわしのやってあげたということに気がつかないのだよ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp31






今日のインプット

なし

2015年5月12日火曜日

(23)少年は待っていた。


少年は待っていた。やがて、自分がさっきされたように、老人に話しかけた。「あなたはなぜこのようなことを僕に話すのですか?」
「それは、おまえが運命を実現しようとしているからだよ。それに、今、もう少しですべてをあきらめようとしているからだ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp30-31



自分の運命がわかることは、とても楽なことかもしれない。でも、ごりらも含めて、たいていの人は自分がなんのために生まれてきたのかわからないまま、一生を終えると思われる。読んでから20年近経った今でも、この本から多くのことを学んでいるが、この本からかけられた唯一の呪いは、「大きな物語のない人生が怖い」ということだと感じる。







今日のインプット

なし


2015年5月11日月曜日

(22)老人は話し続けた。


老人は話し続けた。「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」
老人は本をパラパラとめくると、開いたページを読み始めた。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp30




人が自分のことをどのように思うのかを気にして、多くのことにエネルギーを割いてきてしまったと思います。友達は多いほうがいいととか、学校の先生はいつも正しいから従わなければならないとか、親の期待や価値観には沿わなければいけないとか。一方で、後から振り返ってみると、無駄なことではなかったとも思っています。






今日のインプット

なし



2015年5月10日日曜日

(21)「おまえはなぜ、羊の世話をするのかね?」


「おまえはなぜ、羊の世話をするのかね?」
「旅がしたいからです」
老人は、広場の一角にある自分の店のショーウィンドウの横に立っているパン屋を指した。「あの男も、子供のときは、旅をしたがっていた。しかし、まずパン屋の店を買い、お金をためることにした。そして年をとったら、アフリカに行って一ヶ月を過ごすつもりだ。人は、自分の夢見ていることをいつでも実行できると、あの男は気がついていないのだよ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp30



セイラムの王様メルキゼデックと少年の会話。空港には、夢を追いかけて旅立つ人は、どれくらいいるのだろうかといつも思う。






今日のインプット

■英語 20分


英語は、作文。

2015年5月9日土曜日

(20)「あなたはどこから来たのですか?」


「あなたはどこから来たのですか?」と少年が聞いた。
「そこら中からだよ」
「誰もそこら中から来ませんよ」と少年が言った。「僕は羊飼いです。そこら中に行きましたが、僕は一つの場所から来ました。古い城のある町からです。そこが僕の生まれ故郷です」
「それならば、わしはセイラムで生まれたということだ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp25



空港の雰囲気が好きです。そこら中から、たくさんの人が集まってきますが、ずっとそこに留まるわけではありません。別れと旅立ちが交錯する、すべての人が主役の舞台です。






今日のインプット

■英語 25分


英語は、作文。

2015年5月8日金曜日

(19)「世界最大のうそって何ですか?」


「世界最大のうそって何ですか?」と、すっかり驚いて、少年は聞いた。
「それはこうじゃ、人は人生のある時点で、自分に起こっていることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそじゃよ」
「そんなことは、僕の人生には起こらなかったよ」と少年は言った。「両親は僕に神父になってほしかったんだ。でも僕は羊飼いになると自分で決めたのさ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp24




写真は、移動中のタクシーから。知らない町を車で移動すると、視界に入ってくる情報の多さに、おなかがいっぱいになることがあります。一緒に走る車の数だけ、その人を待つ家族があります。路上の屋台の灯かりの数だけ、語らいがあります。道を歩く人の数だけ、目的地があります。






今日のインプット

■読書 15分


読書は、拾い読みとまとめ作成。

2015年5月7日木曜日

(18)「フーム」


「フーム」と老人は言い、まるで奇妙なものを見るかのように、本のあちこちを眺めまわした。「これは重要な本だ。でも本当にいらいらするんだよね」
少年はショックを受けた。老人は字が読めるのだ。そしてすでに、その本を読んでいたのだ。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp23-24



広場でベンチに腰掛けた少年の隣に、老人が座ります。老人はどうやら少年と話したがっているようです。写真は、トランジットで寄ったホテルの部屋を出るところです。






今日のインプット

■英語 1時間15分



英語は、作文。

2015年5月6日水曜日

(17)少年はその町に知り合いがたくさんいた。


少年はその町に知り合いがたくさんいた。それが彼にとっての旅の魅力だった。彼にはいつも新しい友人ができたが、すべての時間を彼らと過ごす必要はなかった。神学校にいた時そうであったように、同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望みどおりの人間にならないと、怒り出すのだ。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp21-22



距離感の保てる友達は、貴重だと思います。






今日のインプット

なし

2015年5月5日火曜日

(16)「それで、そのエジプトのピラミッドのそばで」


「それで、そのエジプトのピラミッドのそばで」と、少年はエジプトのピラミッドという言葉が老女が理解できるように、ゆっくりと話した。「その子供は僕に言いました。『あなたがここに来れば、隠された宝物を発見できるよ』そして、その子が正確な場所を教えようとした時、僕は目を覚ましてしまったんです。二回もね」

老女はしばらく、何も言わなかった。それからは彼女はもう一度、彼の手をとると、注意深く手のひらを見つめた。

「今はお金をもらわないよ」と老女が言った。「だが、もしお前が宝物を見つけたら、その十分の一をわしにおくれ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp19



ジプシーの老女に、二度見た夢の解釈をお願いした少年ですが、代金はいらないようです。中世ヨーロッパの十分の一税を彷彿させます。功利主義者のピーター・シンガーも、貧しい国を援助する際に、収入の十分の一程度の援助であれば、かつての十分の一税の風習があるため、受け入れられやすいと主張していました。この文章を初めて読んだときはそんなことは考えていませんでしたが。






今日のインプット

なし


2015年5月4日月曜日

(15)少年は、


少年は、できるだけまだ通ったことのない道を旅するようにしていた。彼はその地方を何度も訪れたことがあったが、今まで一度も、その見捨てられた教会に行き当たったことはなかった。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp15



ごりらも、旅行のときはなるべく同じ道を通らないようにしています。たまに迷いますが、それも旅の醍醐味です。旅の途中で撮影した上記の写真は、行き先がマイナすぎて、運転手が携帯電話のナビゲーションを使って目的地に向かっています。






今日のインプット

なし


2015年5月3日日曜日

人事部もプロフィットセンターの時代に?

英検スピーチの素です。


何年か前、ニコニコ動画で知られる株式会社ドワンゴが、採用費を請求することで話題になりました。この請求行為により、ドワンゴは大手就職斡旋会社から取引を断られることになったそうですし、ごりらは現状の日本の新卒採用のあり方は最高のものだとは思っていません。ただ、最初は賛成の立場だったのですが、賛成と反対の両方の意見を書いているうちに、ごりらはどちらかといえば反対の立場になりました。



<日本語で考えたこと>
<英語の構成>
<英語でまとめ=スピーチ原稿>
<その他>





<日本語で考えたこと>

◎ 賛成の立場から

大学受験と同様に、就職活動にも市場の原理を持ち込むことにより、就活生、採用側は余計なコストを負担しなくて済む。就活生は、就職斡旋会社に煽られるがままに大量のエントリをすることなしに、自分にとって本当に働きたいと思える会社に応募するようになる。採用側にとっては、本気度の低い受験生の数を減らすことができる。


また、企業による学歴フィルタリングを排除できる。就活生にとっては、出身大学に関係なく不利な扱いを受けることがない。採用側にとってみれば、応募者にかける時間を増やすことができるため、短時間でスクリーニングする際に有効であることが統計的に多い学歴にこだわってスクリーニングをする必要がなくなり、本当に必要な学生を採用することができる。


◎反対の立場から

大学受験と就職活動は、結果のバリエーションが大きく異なることと、情報の非対称性が大きいことが異なり、同等には扱えない。つまり、市場原理を導入することが直ちに問題の解決には結びつかないと考える。


どの大学に入るかによって得られる結果と、どの会社に入るかによって得られる結果は、後者のほうが結果に大きな違いが出てくると考えられる。また、大学に入学する場合、合格者はお金を大学に払って授業を受けるお客さんであるのに対して、会社に入社する場合は、採用内定者は会社からの金銭を対価に労働を会社のお客さんに提供する将来の使用人である。


大学にとって、受験生は将来のお客さんであるため、情報公開を惜しまない。受験生は、どのようなカリキュラムがあって、教授はだれで、キャンパスはどのようなもので、就職先はどこなのかといった情報が得られる。一方で就活生は、会社にとってみればお客さんではなく、将来の労働力の原資であるため、提供される情報は、大学の情報公開に比べれば多くは得られない。たとえ、会社に都合の悪い情報を隠す意図がなくても、会社で過ごす期間は大学で学ぶ期間より10倍くらいになるため、将来の継続的な労働の提供を対価に就活生が将来どのような便益を得るかについて、会社は最初からすべてを説明することは難しい。就活生にとっても、正社員での就業経験がないため、どのような質問をして、どのような基準で会社を選べば、自分にとってよい会社なのかを選ぶことができない。


以上のような差異を踏まえると、この競争に参加している就活生にとってみれば、ケインズの美人コンテストよろしく、みんながエントリしそうな有名な大企業になるべく多くの会社にエントリする戦略は合理的であると考えられる。つまり、極小のインプットで、極大のアウトプットを目指す消費者目線では、大学受験と就職活動を一緒に取り扱うことに無理があるように思える。


また、就活生が「受かりそうな会社」を受験するようになる、という状況がよくわからない。ぼんやりと、現在の大量エントリ時代では採用に苦慮するような中小企業にも応募が増えるというイメージができそうだが、それは本当だろうか。ごりらは、この、「受かりそうな会社」を受験するようになるという状況が曖昧になっているのが、採用費を請求することで就活の問題を解決すると主張する理論の致命的な点だと考える。


大学受験には、センター試験や模擬試験等で数値化された学力が応募者間での優劣を決める。したがって、大学のランクと、自分の実力を鑑みて、「自分の身の丈にあった大学」を受験するということが意味をなす。


しかし一方で、就職活動では、「受かりそうな会社」というのは何だろう。サークルの会長だと3ポイント、副会長は1ポイント、TOEIC700点以上は5ポイント、ボランティアは2ポイント、体育会系のサークル所属は3ポイント、深夜のワンオペ飲食店のバイトは1ポイント、留学経験は5ポイントで、ポイントの累計が自分の実力で、総合商社がポイント15以上であれば合格圏内、メガバンクはポイント8以上必要とか、そういうことだろうか。まだ仕事もしていない大学生に対して、将来の幹部候補としてポテンシャル採用を行うのであれば、そういった数値化はしづらいのではないだろうか。


また、まさにそういった数値化をする際にポイントが高くなるのが、(採用費を請求する前に問題となっていた)出身大学に基づいたランキングにならないだろうか。採用費を請求することで、今も割を食っているけれど、さらに今以上に割りを食らうのは、大学は有名ではないけれど、大学で貴重な失敗をしてそこから学んだ(企業がほしがるような)人になりはしないだろうか。


さらに弊害も考えられる。「採用選考サービス提供に対する対価」を提供するのであれば、お金のある就活生は、1年に何度も受験することができるようになるのではないか。市場原理を追求すれば、そのような要求を、金銭の支払いを行う顧客としてサービスの提供元に要求する恐れがあるのではないかと思う。



<英語の構成>
結論を最初に述べた上で、次に賛成派の論拠を二つ挙げ、その論拠に対して反対意見を述べて、最後にもう一度結論を述べます。



<英語でまとめ=スピーチ原稿>
A Japanese Internet company, Dowango, became famous for charging recruitment fees for freshmen in 2013.

In my opinion, charging recruitment fees for candidates cannot be justified and it will lead to a worse labor market in the long run.

I would like to describe two typical reasons which might support the theory that charging recruitment fees for candidates can be justified. Then I would like to criticize this theory by mulling over those two reasons.

First of all, it is often said that market forces will help both a recruiter and a recruitee to save costs. A recruiter usually struggles with screening tons of application forms submitted by recruitees. On the other hand, in Japan recruitees are agitated by recruitment agencies applying for tons of companies. Some economists state that introducing recruitment fees will improve the situation because charging such fees will lead to the recruitee being hesitant to apply to companies without any deliberate consideration, as in a college entrance examination. It will also enable a recruiter to have more time to screen the recruitees.

However, I must tell you that there is a big difference between a college entrance examination and job hunting for freshmen. A college is encouraged to share everything with applicants because applicants are considered to be customers since they apply for its services. On the other hand, a company is not willing to share everything with applicants because applicants will become employees who serve customers if everything goes well. Moreover, since company applicants are not familiar with working on a full-time basis, they do not have enough experience to find a company in which they would like to work. Under such circumstances, I think it is reasonable to apply for as many companies as possible to decrease competition, and it is not fair to restrict job hunting activity through market forces.

Secondly, some might say that we are able to eliminate the education-conscious screening method to some extent because introducing recruitment fees will reduce unnecessary applications in the job hunting market. Some also might say that introducing recruitment fees will help college students whose educational records are not excellent but have good extracurricular activities and other experience during college days.

However, I cannot tell what kind of criteria will help to reduce the number of job applications. When it comes to a college entrance examination, the examinees are able to find out their score and determine whether they will be able to enter their target college. On the other hand, job applicants are not sure what their potential is or how difficult it is to enter a certain company.

For the two reasons above, I think we should refrain from charging candidates recruitment fees.


<その他>
・一社としては合理的な行動であっても、みんなが同じことをしだすと全体で不都合が発生する、と言いたいのですが、まだはっきりと反対とは言い切れません。書けば書くほど、文章が長くなっているのが、まだ迷っている証左です。

・海外で働きはじめたころ、上司からよく言われて、今でも残っている言葉があります。それは、「20代や30代そこらで、自分の適性なんてわかるわけがない。とりあえずがむしゃらにやってみて、できるようになったことが40代以降で自分の強みになる」です。就職活動は、多くの人がポテンシャル採用で活動するものと思います。だからこそ、機会は経済的な条件で制限をかけることなく、参加者全員にオープンでなければならないと思います。ただ一方で、参加者全員にオープンだからこそ、採用する側にとってみれば負担が重く、スクリーンの方法が学歴だけを見て、実はオープンになっていないといった矛盾があるのも事実です。代案が出せないのがもどかしいのですが、だからといって、採用費を請求することが正当化されるとは思いません、と思います。また考えが変わったら更新します。

・あえて本論では取り上げませんでしたが、今駐在している国では、採用費かどうかは分かりませんが、「お金を払わないと働けない会社」があります。その会社が市場でどのようなポジションにあって、どういう人が働いているのかを見ていると、長期的な企業戦略としてはうまくいっている気がしません。





今日のインプット

■簿記1級 15分


簿記1級は、問題集縦串(業務的意思決定)。

2015年5月2日土曜日

(14)「では、僕は羊飼いになります!」


「では、僕は羊飼いになります!」
父親はそれ以上、何も言わなかった。次の日、父親は三枚の古いスペイン金貨が入った袋を少年に与えた。
「これは、ある時野原で見つけたものだ。これをお前に残す遺産の一部にしようと思っていた。しかし、これで羊を買いなさい。そして野原に行きなさい。いつかおまえにも、私たちの田舎が一番良い場所で、ここの女性が一番美しいとわかるだろう」
父親は少年を祝福した。少年は、父親の目の中に、自分も世界を旅したいという望みがあるのを見た。それは、何十年もの間、飲み水と食べる食糧と、毎晩眠るための一軒の家を確保するために、深くしまいこまれていたものの、まだ今も捨てきれていない望みだった。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp14



『アルケミスト』を初めて読んだのが20年前で、その本の文章に合った写真を旅行をしながら探しているのですが、この写真を撮っているときに、すでにこの文章を使おうと考えていました。旅行の途中、トランジットで寄った国で、四人組で親睦を深めました。





今日のインプット

■英語 2時間25分


英語は、作文。

2015年5月1日金曜日

(13)ある日の午後、


ある日の午後、家族の元に帰った彼は、勇気をふりしぼって、父親に、自分は神父になりたくない、自分は旅がしたいのです、と言った。

「息子よ、世界中から旅人がこの町を通り過ぎていったではないか」と父親が言った。「彼らは何か新しいものを探しに来る。しかし、帰る時も、彼らは基本的には来た時と同じままだ。彼らは城を見るために山に登る。そして、私たちが今もっているものより、昔の方が良かったと、結論づけるだけなのだ。彼らは金髪だったり、肌の色が黒かったりもする。だが、ここに住む人たちと、基本的には同じ人間なんだよ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp13



高校、大学は地元を離れたところで学び、就職後も新天地を求めて海外で働きたいと思っていた自分にも重なると思っていました。20年たった今でも、次の日のやりとりを含めて、旅に出たがる少年と、父親との会話は覚えていました。






今日のインプット

■読書 2時間20分


読書は、拾い読みとまとめ作成。

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