2014年8月31日日曜日

『銀翼のイカロス』

池井戸潤(2014)『銀翼のイカロス』ダイヤモンド社


<きっかけ>
・人に薦められて
・半沢シリーズの『ロスジェネの逆襲』の続編と聞いて


<読む前に期待したこと>
・素敵な台詞があったら、英語にしてストックにする。


<実際に読んでみて>
「否認されるなら、条件付きにしていただきたい」(pp189)
"If you reject our proposal, I would request BOD to make a conditional resolution "


「たしかに、それは頭取ご自身がご判断される問題かもしれません。ですが、一緒に考え、そして闘うことは、我々にもできます。そのために我々はいます。」(pp327)
"It is true that this issue is a president matter. However, it is still possible for us to struggle and fight in conjunction with you. That's why we are here."


「自分だけが難しい問題を抱えているわけじゃない。大銀行だろうと、個人商店だろうと、そんなことは関係ない。法律以前に守るべき人の道ってのがあるはずでしょう。まっとうな商売してなんぼですよ。そうじゃないっていうのなら、トイチの違法金融と一緒だ。銀行な看板なんか降ろしたほうがいい」(pp330)
"Don't forget that you are not only the person to handle a troublesome matter. It does not matter wherever you work, such as a big bank or a small enterprise. We should not forget the ethics which are not written in stone. Without running a straight commercial business, we cannot be proud of ourselves. Otherwise we cannot see the difference from a loan shark and we should not run our business under the name of a bank."


「はっきり言おう。牧野副頭取のその選択は、間違っていた。彼は死ぬべきではなく、生きて真実を明らかにし、責任を取るべきだったと思う」(pp358)
"I'll be straight with you. I must say that Deputy President Makino made mistake of his decision. He should not have committed suicide and should have clarified the truth under his responsibility." 


<その他>
・半沢シリーズでは、一番面白かった。
・最初から知らない人の遺書から物語が始まり、誰のものなのか、どうして自裁してしまったのかがが、この物語の横糸となっている。このお話は、結局はフィクションなのだけれど、10年以上前に読んだある手紙を思い出した。手紙の送り手も、受け手ももう鬼籍に入ってしまい、時間の流れの無情さを感じる。死んでしまうことは責任をとることではなく、説明責任、改善責任をとること、そのことに伴う恥ずかしさ、苦しさが、責任をとることなのだと改めて思う。


あなたが自分で、「控訴しよう」という気になるのでなければ、結局は、同じことです。
控訴する理由がないと、この期に及んで、まだ言うつもりですか。
ないはずがないことは、自分でよくわかっているはずです。むろん、情状酌量です。命乞いをするのです。かっこ悪く、みっともなく、恥を忍んでお願いするのです。私の命をお助けくださいと。その恥ずかしさが、あなたの贖罪です。


池田晶子:陸田真志(1999)『死と生きる 獄中哲学対話』新潮社、pp86-87




今日の投資

■簿記1級 1時間5分
■英語 20分


簿記1級は、問題集横串(デリバティブ)。英語は、シャドーイング。






2014年8月30日土曜日

『同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング』

田村智子(2010)『同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング』三修社


<きっかけ>
・ノンネイティブの同僚が誰彼かまわず、場所をわきまえず、依頼事項や未来に関することについて、"You have to"を連呼するのを聞いていて、もっとしっかりとした英語を話せるようになりたいと思った。


<読む前に期待したいこと>
・丁寧な英語表現で、使えそうな表現があったらストックする。


<実際に読んでみて>
・下記が見つかった。

→業者に料金交渉をする際

「身勝手なお願いということは十分承知しているのですが」(pp46)
"I know I'm asking you a big favor."


→興味のない会合に誘われたとき
「せっかくのお話ですが、やはり今回は見送らせていただくということで」(pp49)
"I very much appreciate the offer, but I'm afraid I would have to pass on it this time."


→おごってもらうとき
「では、お言葉に甘えさせていただきます」(pp55)
"If you insist, I'll be very happy to."


→丁寧に反論するとき
「お言葉を返すようで大変恐縮なのですが」(pp67)
"With all due respect,"


→的外れな提案をされたとき
「ご意見として承っておきます」(pp70)
"We appreciate your input."


→会議のまとめ
「ではそういうことで、一つよろしくお願いします」(pp130)
"Thank you very much, and let's hope things will work out successfully."


→会合のまとめ
「これをご縁に、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」(pp133)
"We hope to serve you again in the future."




<その他>
・英語は、奥が深い。時間があれば、もう意思疎通に不安はない(英検1級を取得して養われた自信は、聞き返すことを躊躇わない度胸と、言い換えのバリエーションが増えたことに拠る)が、丁寧な表現なのか、その場にふさわしい表現なのか、まだまだ試行錯誤だ。




今日の投資

■簿記1級 3時間45分


簿記1級は、問題集横串(固定資産の減損損失、税効果会計、有価証券)と復習。



2014年8月28日木曜日

スポンサー・ドリンク 158

今日の投資

■簿記1級 1時間35分


簿記1級は、復習と問題集横串(期末商品の評価)。

2014年8月26日火曜日

『ムカシ×ムカシ』

森博嗣(2014)『ムカシ×ムカシ』講談社


<きっかけ>
・森博嗣氏のXシリーズは全部読んでおり、その最新作だったため。


<読む前に期待したこと>
・素敵な表現があったら英語にしてストックする。


<実際に読んでみて>
・pp199-200に該当しそうな箇所があったが、長いのでやめた。


<その他>
・Xシリーズは全部読んでいるはずだが、どんな登場人物がどんな経歴だったのかよく思い出せなかった。特に小川令子助手の過去の経歴は、初めて披露されたのか、それとも既刊本で既出だったのか忘れてしまっていた。
・相変わらず、密室殺人をどうやって実行したのか、他の殺人に関する謎は解決しないままの内容だったが、読む前に期待したことではないので不満はなかった。
・大きな物語の一部でありつづけたいと思うことが、殺人の動機であったと最後に明かされる。今回は殺人と言う極端な形に走ったのだと思うけど、そういった気持ちは理解はできると思う。ドストエフスキーの『死の家の記録』では、もっともつらい罰は、2つある井戸から、井戸水を交互に動かせるといった、無意味で結果の見えない仕事だということが語られていた。人は、自分がただ生きて、死んだというだけの記述に耐えられないのだと思う。いや、多くの人は、その人が存在したことすら語られず、忘れられていく。犯人は、未来永劫にわたって語り継がれる、まさに「ムカシ×ムカシ」の物語の一部になりたかったのだと思う。犯人が独白しているわけではないので、仮説に過ぎないが。
・一枚の絵画を通して、真賀田四季、各務亜樹良、保呂草潤平の3人の接点がエピローグでやんわりと、呼称も別で(天才、アキラ、椙田)披露される。まるで過去の名前がなかったかのように。これも1つの「ムカシ×ムカシ」の形だと思う。


今日の投資

■簿記1級 10分


簿記1級は、復習。

2014年8月25日月曜日

『金融入門』

日本経済新聞社編(2011)『金融入門』日本経済新聞出版社


<きっかけ> 
・金融のことをゼロから体系的に知りたいと思っていた(高校生か)
・それなりの役職の銀行の人と話す機会が増えてきており、しっかりした知識をもって話をしたいと思っていた


<読む前に期待したこと>
・銀行の資金調達元はどこなのか知ることで、自分の会社の負債コスト削減にむけて交渉の手がかりとする。


<実際に読んでみて>
・短期金融市場の中で、コール市場(pp100-102)が見つかった。
・銀行の基本業務として、預金(pp78-81)が見つかった。これも銀行の資金調達元だ。



<その他> 
・自国の通貨の価値が高まりすぎると、マイナス金利を設定することで、預金が集まらないようにするということがあるということを学んだ(1972年のスイス、1985年の欧州、2003年の日本)。
・アイスランドでは、金融の規制緩和で外資や国内投資を呼び込み金融立国としての地位を築いた。その結果2007年には、銀行の総資産が、GDPの9倍にまでなったらしい。自分が赴任している国でこの指標があったと思うので、調べてみたい。




(2016年1月30日追記)
・日本銀行が1月29日にマイナス金利の導入を決定しました。ついに日本で再びマイナス金利が設定されるとは、この本を読んだときには想像もしませんでした。

メカニズムは、新聞を読む限り、2通りのルートがあるようです。


(企業に与える影響)
日銀がマイナス金利を導入 → 銀行が余剰資金を日銀に預けなくなる → 銀行のお金は企業への積極融資に向かう → 低利での借入を背景に企業の業績が上昇 →  賃上げによる家計の消費力の底上げ


(投資家に与える影響)
日銀がマイナス金利を導入 → 銀行が余剰資金を日銀に預けなくなる → 銀行は国債の購入に余剰資金を回す → 国債の利回りが低下 → 投資家は海外投資にシフト → 円安が加速 → 輸出に追い風 → 企業業績の改善








今日の投資

■簿記1級 2時間


簿記1級は、問題集横串(現金預金)と過去問振り返り。


2014年8月24日日曜日

過去問・模試を解く【簿記1級・2本目】

本日、2本目の挑戦をしました。今回の目標も70点です。










結果


商業簿記   4/25
■会計学     8/25
■工業簿記   3/25 
■原価計算  3/25 

合計  18/100



<現状>

□目標点に対して52点不足している。
前回よりも1点増加した。
□商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算のすべての科目について、足切り(10点未満)となる結果となった。
□時間は本番と同様に合計3時間使用したが、時間不足だと感じることはなかった。
□商業簿記、会計学については、見たことのある論点ばかりだったが、いまひとつ得点に結びつくだけの実力がない状態だと感じた。
□工業簿記については、手の出し方も分からない状態だった。分かったのは、直接材料費の期中仕入高のみ。
□原価計算については、2回の過去問を通じて、先に勉強をしたほうがよいと感じた。



<対策>

9月7日の次の過去問挑戦までに、下記の対策を行う。


□今回間違えた下記の論点をスマートフォンのメモに書き出して、隙間時間に復習
□今回間違えた下記の論点の問題集横串
・デリバティブ取引
・現金預金
・一般商品売買
・有価証券
・減損損失
・税効果会計
・外貨換算会計
・退職給付会計
・研究開発費とソフトウェア
・キャッシュフロー計算書
・連結キャッシュフロー計算書
・企業結合
・実際ロット別個別原価計算
・実際組別総合原価計算



今日の投資

■簿記1級 4時間30分


簿記1級は、過去問と復習と過去問振り返り。

2014年8月22日金曜日

2014年8月21日木曜日

2014年8月18日月曜日

2014年8月17日日曜日

2014年8月16日土曜日

スポンサー・ドリンク 149

今日の投資

■簿記1級 5時間25分


簿記1級は、問題集横串(リース取引、減損会計、包括主義、無形固定資産の費用配分)と過去問振り返りと復習。

2014年8月15日金曜日

8月15日

今日の投資

■簿記1級 2時間10分


簿記1級は、復習と問題集横串(連結決算、企業会計原則)

2014年8月14日木曜日

スポンサー・ドリンク 148


今日の投資

■簿記1級 2時間


簿記1級は、復習と問題集横串(連結決算)と過去問振り返り。

2014年8月13日水曜日

過去問・模試を解く【簿記1級・1本目】

本日、2014年11月の試験合格に向けて、現状把握を目的として簿記1級の過去問を解きました。
今回の目標は70点です。



結果


商業簿記   2/25
■会計学     5/25
■工業簿記   0/25 
■原価計算  10/25 

合計  17/100


<現状>

□目標点に対して53点不足している。
□商業簿記、会計学、工業簿記の3科目について、足切り(10点未満)となる結果となった。
□時間は本番と同様に合計3時間使用したが、答案を前に悶々とする時間が多かった。
□一言で現状を分析すれば、「まだまだ勉強不足」ですが、きちんと数値として自分の未熟さが分かってよかった。



<対策>
8月24日の次の過去問挑戦までに、下記の対策を行う。


□今回間違えた下記の論点をスマートフォンのメモに書き出して、隙間時間に復習
□今回間違えた下記の論点の問題集横串

・連結決算
・持分法
・税効果会計
・無形固定資産の費用配分
・企業会計原則
・リース取引
・減損会計
・包括主義
・仕損が生じる場合の標準原価計算
・最適プロダクトミックスの決定







今日の投資

■簿記1級 3時間10分


簿記1級は、過去問と過去問振り返り。

2014年8月10日日曜日

『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』

ティモシー・テイラー著;池上彰監訳、高橋瑠子訳(2013)『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』かんき出版



<きっかけ> 
・銀行や証券会社のマクロ経済のレポートを読んでもよくわからないことが多く、経済学の知識をもっとつけたいと思っていた。


<読む前に期待したこと>
・新聞やレポートで、注目すべきポイントを確認する


<実際に読んでみて>
・タイトルのとおり、経済学の入門書のため、期待した情報は得られなかった。
・とおりいっぺんのマクロ経済の知識を学ぶことができた。


<その他> 
・実質GDPと名目GDPの違いがわかった(pp19-20)。
・途上国にいると、携帯電話や家電製品などの面でキャッチアップ効果と見られるような事象を身近に感じる。しかしながら、実際の世界経済では、そうではないということを初めて知った(pp30-31)。1870年時点での貧しい国と豊かな国の一人当たりGDPの差は9倍程度でしたが、1990年には45倍に開いているとのことです。
・インフレによる貨幣の価値減少に対する対策として、兵士の報酬を「とうもろこしを280ポンド、牛肉68.57ポンド、木材10ポンド、革16ポンドが買えるだけのお金」と定義したのは興味深かった(pp48)。



今日の投資

■簿記1級 1時間30分


簿記1級は、過去問。

2014年8月4日月曜日

『図解 仕事ができる人のタイムマネジメント』

行本明説(2002)『図解 仕事ができる人のタイムマネジメント』東洋経済新報社



<きっかけ>
・学生時代に読んで、資格試験の勉強の時間管理に役に立ちそうだと思いました。3度の引越しでの本のリストラ対象にも入らず、今でも手元にありました。
・簿記1級の勉強が思うようにすすまず、何かスランプ脱出のきっかけがつかめないかと思い、読み返してみました。


<読む前に期待したこと>
・本を読んでみて、すぐに試してみたいことを書き出してみる。



<実際に読んでみて>

下記については、自分用のノートに書き出してみた。


・「06 仕事を解剖してみよう」
・「16 投下時間を把握する」
・「70 今を変える目標設定法」
・「71 夢を実現する目標設定法」


<その他>
・今まで気づかなかったのですが、最後のページに「この本が出来上がるまでにご協力頂いた方々と施設」が紹介されていました。なかなかユニークな内容でした。



今日の投資

なし



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