2013年11月19日火曜日

英検1級スピーチノート

2次試験のスピーチ原稿を、メモ作成時に考えたことと併せて少しずつ投稿していきます。これから受験される方がこの原稿を元に思考を深めてもらえれば幸いです。
このノートは、自分のためでもあって、海外の友人と英語で議論するためのネタ帳でもあります。


【法律】
死刑制度に反対してみる:日本の死刑制度は長期的には廃止するべき。
元犯罪者の住所は公開されるべきか:知らないでいることが幸せなこともある。
裁判員制度の課題:あなたに人を裁く覚悟はあるか。


【経済・ビジネス】
「責任を取る」という意味:日本での雇用契約書にも、職務記述書を記載するべき。
外国人は怖いですか?:日本の成長維持のためには、移民受け入れが必要だ。
人事部もプロフィットセンターの時代に?:採用費の請求では、就活の問題解決には不十分。
モーレツサラリーマンはどこへ消えた?:日本的な人事制度のあり方も変わってきた。
どんな組織に多様性は必要ないか:そのダイバーシティ、本当に必要ですか。



【国際社会】
ODAは削減すべきか:途上国で働いてみて、ODAのありがたさに気がついた。
アメリカは超大国であり続けるか:アメリカは「情報」「人材」が強い。


【科学技術】
ソイレント・グリーンの原料は……:人口増に対応するため、宇宙開発を継続すべき。
紙の本は残るか:なんだかんだで紙の本は残る。


【社会・倫理】
我慢強くなる若者たち:実は若者はだんだん我慢強くなっている。
ストリート・スマートはどう教えるか:日本の生産性向上のためには、失敗を軸としたストリート・スマートを教えるべき。
楽しくないことをするべき時はあるか:もちろんある。でも、あなたならどうやって2分で構成を考えるか。
災害初期にメディアが報道すべきこと:災害大国の日本だからこそ、世界の見本になる災害報道が重要だ。
人生は何に例えられるか:人生はゴルフだ。
いつまでinput続けるつもりですか?:何かを覚えたいなら、披露したほうが早い。
社交性が高いとはどういうことか:知り合いを増やす努力より、知り合いのうち、付き合いを続けるべきかを観察し、決断する力のほうが重要。
実は人間はみんな利己的なのか:かっこよく嘆くよりも、かっこわるくても人間を信じたい。
動物園は廃止すべきか:見る機会↑ ⇒ 考える機会↑ ⇒ 行動する可能性↑
野球選手のドーピングは正当化されるか:ドーピングの境界が曖昧であることは、なんでもしていいことの理由になはならない。




英検1級 合格

今日は、11月10日に受験した英検1級2次試験の結果発表日でした。
























合格していました。
あきらめないでよかった…。







<2次対策について>
・2次のスピーチ対策を残しておきます。

○過去問のパターン研究
・ネット上に過去のトピックスが掲載されておりましたので、規則性がないか見てみました。結果、形式については、①YES/NOで答える形式、②役割を答える形式 ③賛成か反対かを答える形式 ④それ以外 にまとめられると気づきました。


①が一番簡単に構成を考えられると気づきました(「結論」「理由」「理由」「結論」)。
②はすぐに構成が考えられないので、見つけたらすぐに切ることにしました。
③も、①の次に簡単に構成が思いつくと気づきました(「結論」「理由」「理由」「結論」(時間があまれば)「譲歩して反論」)。

したがって、①と③の問題に集中して練習するようにしました。

・内容については、「教育」「科学」「メディア」「インターネット」「日本と世界」がよく出ているように思われたので、この論点でのスピーチトピックスを約30本、構成を作りました。暗記はしていませんが、よく使う論証がみえてきて、結果的に覚えてしまった表現もあります(例:インターネットは匿名でコメントできるので、ネットいじめが蔓延している → 韓国の女優が、ネットでいじめにあって自殺した)。


○1人スピーチ
・本番の時間配分で、1人スピーチを行いました。初回の受験から通算して、全部で30本くらい行いました。
・スピーチ終了後、日本語では説明できるものの、英語では稚拙な表現になってしまった箇所を、辞書や例文集を元にノートにまとめて、時間があるときに見返していました。
・構成についても、マインドマップもどきを作って、似たようなテーマがでてきたときに、部分的に適用できる項目を増やしていきました。


○シャドーイング
・2次対策本のシャドーイングを歩きながらの移動中に行いました。こんなに滑らかに意味が圧縮した表現が使えたらいいなあと思っていました。
例1)With our aging and declining population,
例2)Such slander and abuse abound,


○スピーチと質疑応答訓練
準ネイティブと夕飯を食べる機会を活用して、スピーチを聞いてもらい、質問をしてもらいました。試験前の約10日間くらい、それぞれ40分くらい練習したと思います。最初は頼むのもスピーチをするのもすごい恥ずかしかったのですが、次第になれてきて、自信をもって目をみて話す訓練になったと思います。









<その他>
・今回、晴れて英検1級に合格することができたわけですが、私は昔から英語が得意だったかというと、まったくそうではないです。中学までは暗記で何とか乗り切っていたのですが、高校生になってからは全くの苦手科目になってしまいました。思うに、中学生のときは、とにかくパターン暗記で勉強していて得点が取れていたのでしょうが、高校生になって、英語の基本となる文法のルールを理解しようとしないまま、中学生のときと同じような暗記勉強法で乗り切ろうとしたのが失敗だったと思います。英語がとにかく苦痛でした。高校生のとき、ある模試で偏差値10.5を取ったことがあるくらいなのです。


英語の模試で偏差値10.5とったこともありました

・そこで、前にも書きました(→『キミは何のために勉強するのか』)が、汎用性のあるルールを教えてくれて、かつ、同時にそのルールを疑いつづける態度を教えてくれる先生に出会って、英語の勉強の楽しさに目覚めました。特に、ルールを疑い続ける態度を教えてくれたのが大きかったと思います。


・時間はかかったものの、英語の実力をここまで上げることができた最大の要因は、難しい単語や表現をなんとしても覚えようとする根性ではなく、「あいつから教わったことは、ちゃんと成り立っているのだろうか?」「もし成り立っていなければ、自分でそのルールを更新してやろう」という、「わくわく感」がずっと持続していたからだと思います。何回も書いていますが、「自分の教えていることは、まだ通過点で、最善のものではないかもしれないけれど、ここまでは規則としてまとめられて、これらは例外として見つかりました。あとの更新を一緒にしていこう」というメッセージほど、生徒である私をわくわくさせるものはありませんでした。そのような教え方をする先生に出会えたのは、本当に運がよかったです。


・暗記も大切なのですが、他の資格においても、全体感のある規則を見つけて、その妥当性を検証していくという勉強方法が構築できないか、これからも挑戦していきたいと思います。


・今回の合格で、もう私の英語は完璧だ、などとは全く思っていません。むしろ、英検1級合格者の中では、最低ランクの実力だと思います。海外で仕事をしてみて、英語力一つとってみても、日本人でも上には上がいると毎日痛感しています。これからは、「会計」「現地の管理職を育てる」分野を中心に、英語のプレゼン資料が辞書なしで作れるくらい対応力のある分野を増やしていきたいと思います。



(2013年11月20日追記)
・まともな関連記事がでませんので、リンクを貼り付けておきます。

9点足りない (2回目の2次挑戦に不合格)
7点足りない (初めての2次試験に挑戦して不合格)
1次試験 合格 (1次試験に合格最低点で合格)


(2013年12月1日追記)
・分野別得点が発表されておりました。
・特段にコメントするには微妙な数値となってます。



(2017年5月6日追記)
・別ページにスピーチノートを作りました。







今日の投資

なし

2013年11月11日月曜日

『キウイγは時計仕掛け』

森博嗣(2013)『キウイγは時計仕掛け』講談社

<きっかけ>
・森博嗣氏のギリシャ文字シリーズは全部読んでおり、その最新作だったため。


<読む前に期待したこと>
・次の次の旅の写真シリーズのタイトルの参考になりそうな「型」を探す(例;●●する●●その●●、●と●と、僅かな●●と)。
・おしゃれな表現が見つかったら英訳して日常表現で使えるようストックとする。


<実際に読んでみて>
・タイトルについては、「英語の形容詞」+「キキと読む漢字2文字」が見つかった(例:アカデミックな器機、アヴェイラブルな危機)。
・おしゃれな表現はみつからなかった。


<その他>
・W大学の西之園萌絵、海月及介、テレビ局勤務の雨宮純、県庁職員の加部谷恵美がひさびさの再開となっていました。また、『すべてがFになる』に登場した島田文子が再登場していた。
・真賀田四季博士のすごさを描くのが相変わらずうまい。たとえば下記(pp146~147)。


「おそらく、勘違いをなさったのね。真賀田博士の組織が、彼女を自殺に見せかけて抹殺したのではないか、そう考えたのでしょう?」
「いいえ、そんな……」
「わりと簡単にできてしまう」
「え、何がですか?」
「人を自殺させることが……。そう、そういうの、内部にいるとわからないけれど、少し離れてみると、恐ろしいくらい、わかってくる。洗脳というのか、もっと、えっと、ちょっとした起爆スイッチみたいなものを、精神の中に、あらかじめ仕込んでおくのよ。本人が自覚がないうちにね。そうなったら、ちょっとした一言で、そのスイッチを入れることができる。あとは、自爆……」島田は、そこで両手の平を上に向けた。「あの人には、そんなことくらい簡単なの」
「真賀田博士ですね?」
「そう。なにしろ、みんな信者なんだから。神様みたいに信じて、慕って、尊敬して、憧れて……。私も、もちろん、そうだった。私が自殺しない、今こうして生きていられるのは、博士が私を見逃してくれたからでしょうね。スイッチを入れられなかっただけのこと」
「島田さんの中にも、まだそのスイッチがあるのですか?」
「あると思う。貴女だって、あるんじゃない?」
「私? でも……」
「真賀田博士と、直接話したことがあるでしょう?」
「ええ、それは……」



今日の投資

なし



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