2012年9月28日金曜日

『中小企業診断士 スペシャリストの仕事術』

TAC資格研究会(2008)『中小企業診断士 スペシャリストの仕事術』TAC出版


<きっかけ>
・引越しの荷物がやっと届き、その荷物の中に入っていた。
・診断士の勉強が停滞気味だったので、気分転換に読んでみた。


<読む前に期待したこと>
・合格後の姿をイメージする。
・勉強方法に新たに何か入れることができないかを知る。


<実際に読んでみて>
・資格をとって起業するまでのいくつかのステップを知ることができた。
・細切れの時間を活用している人が多かった。それぐらいの真摯さは自分にはなかったと気づいた。


<その他>
・実務補修が楽しそうだと思った。



本日の配当

■アウトプット 14時間25分
■投資 2時間15分

■経費 10分
■空費 1時間10分


投資の内訳

■英語 1時間50分

■中小企業診断士 25分




英語は、新聞購読と要約作成。中小企業診断士は 、振り返り。

2012年9月27日木曜日

『会議で事件を起こせ』

山田豊(2006)『会議で事件を起こせ』新潮社



<きっかけ>
・引越しの荷物がやっと届き、その荷物の中に入っていた。
・会議を自分でファシリテートする立場になり、何か改善するべき点はないかと思い読んでみた。


<読む前に期待したこと>
・自分が出席している会議を改善する。


<実際に読んでみて>
・振り返りの時間は最近設けていなかった。もう少し人数が増えてきたら再度設定したい。

・自分が出席する会議の問題点に気づいた(が、ここでは書かない)。どのような殺し文句がその問題を回避あるいは克服するのか思いついたので、意識して使ってみたい。


<その他>
・2回目ということもあり、10分で読めた。





本日の配当

■アウトプット 14時間35分
■投資 2時間5分

■経費 10分
■空費 1時間10分



投資の内訳

■英語 1時間50分

■中小企業診断士 15分


 

英語は、新聞購読と要約作成。中小企業診断士は 
、振り返り。


2012年9月20日木曜日

『疲れすぎて眠れぬ夜のために』

内田樹(2007)『疲れすぎて眠れぬ夜のために』角川書店



<きっかけ>
・紀伊国屋書店のBookWebで「利己主義」と検索したらこの本がでてきた。
・著者のほかの本を読んだことがあり、英語でこんな内容を外人に向かってはなせたらいいなあと思っていた。その著者が利己主義について語っているらしいので購入した。


<読む前に期待したこと>
・利己主義を道徳規範として採用するのに、どのような根拠をもって語るのか知る。
・利己主義を道徳規範として採用する場合、問題点はどのようなものがあるかを知る。


<実際に読んでみて>
・期待したことに対する直接的な回答になる箇所はなかった。
・利己主義については、長期的な効用を考慮する合理的な利己主義と、短期的な快楽を求めるという意味での利己主義は分けて考えるべきだと語られる(pp124)。その上で著者は、合理的な利己主義を採用する個人が、政府に一定の権利を預けるのが、近代市民社会の前提であると語る(pp125)。特段自分にとっては目新しい知見ではなかった。
・ここまで書いていて、利己主義を道徳規範として採用した場合、公共サービスを提供する機構をどのようにデザインするのかまで考えてなかったことに気づいた。ここは大切なことだと思うので、また考えがまとまったら更新したい。


<その他>
・「どこかで自分の持っている知性的な、あるいは身体的な資源の限界を知って、それを優先順位の高いものから順番にうまく配分するということも覚えなくてはいけません」(pp12) この人のブログに書いてそうな台詞だと思った。変に競争をあおるわけでなく、あるいは過度に現状に安住するわけでもない、冷静な文章を読んでいると安心する。
 
 

 
 
本日の配当

■アウトプット 14時間25分
■投資 2時間15分
■経費 20分
■空費 1時間



投資の内訳

■英語 1時間55分
■読書 20分


英語は、新聞購読と要約作成。  

2012年9月17日月曜日

酩酊という名の火種

本日の配当

■アウトプット 15時間45分
■投資 2時間
■経費 0分
■空費 15分



投資の内訳

■英語 45分
読書 1時間15分


英語は、シャドーイングと新聞購読と要約作成。 

2012年9月16日日曜日

『ドットコム仕事術』

大前研一(2007)『ドットコム仕事術』小学館



<きっかけ>
・久方に入った本屋で、持ち運びが可能な文庫本サイズで、自己啓発的な内容の本を見つけた。
・移動の時間で読める本を探していた。


<読む前に期待したこと>
・仕事の進め方を改良することができる。
・仕事に対する考え方を軌道修正することができる。


<実際に読んでみて>
・「1人で食事をする機会を少なくする」(pp29~30)ことで、情報収集ができるのは意識しないとできないと思った。
・提案に対してネガティブなコメントや態度しかしない「イチャモン屋」に対して、「イチャモン屋」自身に解決させる(pp86~88)というのは使えそうな切り返しだと思った。
・英語スピーチ能力を鍛える方法として「自分の目に見えたもの、自分の頭に浮かんだことを、片っ端から英語にしてみる」「海外のインターネット・サイトにアクセスし、英文で質問メールを送信する」はやってみようと思った。
・各社のサイバー出張(pp166~167)は、仕事上はよく実施しているが、もっと詳しい財務分析ができるようになりたいと思った。関連書籍を購入しようと思った。
・営業において、商品は購入してもらえなくても、顧客との関係を維持できるように、負け方を考える(pp143~145)のは、なんとなくそう思っていた。
・「隣の座席は人脈の宝庫」(pp174)はそのとおりだと思った。読んでいたのは飛行機の中だったので、早速隣の日本人に話しかけてみた。私が今働いている国の労働供給とマーケットの情報を交換することができた。


<その他>
・本当に久しぶりに本屋に入った。10冊くらい買いたい本があったのだが、持ち運べる量に限界があり、この本一冊の購入となった。
・この本ではあまり中小企業診断士取得はお勧めしていなかった(pp231)が、氏が薦めるMBAやUSCPAを取得できるのは、金銭的にも、(取得後に活かせるという意味で)ポジション的にも、能力的にも恵まれた限られた人だと思う。



本日の配当

■アウトプット 12時間50分
■投資 3時間40分
■経費 1時間5分
■空費 25分



投資の内訳

■英語 1時間50分
読書 1時間50分


英語は、シャドーイングと新聞購読と要約作成。


2012年9月15日土曜日

夢中という名の盲目


本日の配当

■アウトプット 16時間30分
■投資 15分
■経費 0分
■空費 1時間15分



投資の内訳

■英語 15分


英語は、シャドーイング。

2012年9月14日金曜日

凝視という名の威嚇

本日の配当

■アウトプット 14時間50分
■投資 2時間10分
■経費 5分
■空費 55分



投資の内訳

■英語 2時間10分


英語は、シャドーイングと新聞購読と要約作成。

2012年9月13日木曜日

競争という名の縮図


本日の配当

■アウトプット 16時間35分
■投資 45分
■経費 0分
■空費 40分



投資の内訳

■英語 45分


英語は、シャドーイングと新聞購読と要約作成。

2012年9月12日水曜日

『利己主義という気概』

アイン・ランド著;藤森かよこ訳(2008)『利己主義という気概 エゴイズムを積極的に肯定する』ビジネス社


<きっかけ>
・利己主義についてずっと考えているので、タイトルに利己主義と書いてあれば読んでみるつもりだった。
・学生時代に原書を英語で読んだことがあったものの、あまりよくわかっていなかったと思うので、日本語訳が出たのを機に読んでみようと思った。


<読む前に期待したこと>
・利己主義を道徳規範として採用するのに、どのような援護射撃が可能かを探る。
・利己主義を道徳規範として採用する場合、問題点はどのようなものがあるか。著者はどのようにその問題点を回避するのかを知る。


<実際に読んでみて>
・倫理的利己主義を道徳規範とすることに対して、特に目新しい論証はみつけられなかった。

(1)生き物にとってもっとも目標にすべきことは、生き延びることである。人間は生き物である。したがって、人間は生き延びることを目標にする。生き延びることにプラスになる行為は善であり、マイナスになる行為は悪である(pp28~34)。
(2)人が生きるということは、所与の客観的事実である現実に対応して、学習を重ねながらできるだけ自分が生き延びることに結びつく行動をとることである(pp44~46)。
(3)このような合理的利己主義者で構成される社会において正しい人間関係とは、交易者・商人の間の互恵的関係であるべきだ(pp66~70)。
(4)この場合、一般的な利他主義を説く道徳は、他人が生み出した価値と交換されるにふさわしい価値を生産し提供することなしに、他人が生み出した価値を手にしたいたかり屋か、搾取者か、寄生虫である(pp70~71)。


さらに、このような人間観のもと、経済は資本主義、政治は自由主義であるべきあると話が続く。

・利己主義を規範として採用した場合の問題点、留意点は確認できなかった。



<その他>
読む前に考えていた仮説とは関係ないが、思ったことが二つ。

・最初は、アメリカの個人主義社会では受け入れられやすい結論だと思った。ただ、個人主義の風潮が強いといっても、日本よりもアメリカでは寄付が盛んなのはどうやって説明したらよいのだろうと思った。本書に従えば、自分の生存確率を少しでも低くするような寄付は原則に反すると考えるのではないか。

・ヨーロッパで市民社会が始まったのは、たしかこんな経緯だったはず。人間はほうっておいたら他人の(今で言う)基本的な権利まで簒奪しようとして、社会がリヴァイアサン状態になってしまう。だから政府に一定の権限を預けることで、個々人の利己主義の調整役になってもらおう。ランドの考えは時代に逆行しているのかもしれないし、大きな政府になろうとしている現状からまわし過ぎた舵を少し戻そうとしているのかもしれない。




本日の配当

■アウトプット 16時間45分
■投資 15分
■経費 0分
■空費 1時間



投資の内訳

■英語 15分


英語は、シャドーイング。

2012年9月11日火曜日

籠原という名の終点


本日の配当

■アウトプット 15時間10分
■投資 1時間30分
■経費 10分
■空費 1時間10分



投資の内訳

■英語 45分
■中小企業診断士 45分


英語は、シャドーイングと新聞購読と要約作成。中小企業診断士は、過去問振り返り。

2012年9月10日月曜日

T字という名の物語


本日の配当

■アウトプット 16時間35分
■投資 30分
■経費 5分
■空費 50分



投資の内訳

■英語 15分
読書 15分


英語は、シャドーイング。

2012年9月9日日曜日

『グロービスMBAビジネスプラン』

グロービス経営大学院(2010)『グロービスMBAビジネスプラン』ダイヤモンド社


<きっかけ>
・仕事でビジネスプランを作っており、もっと体系的にビジネスプランが作成できないか問題意識をもっていた。
・前々から読破したいと思っていた同シリーズだが、価格面で購入を躊躇していたが、最近になって気にならない価格になってきた。


<読む前に期待したこと>
・ビジネスプラン作成において優先順位を確認する。
・今から修正できることがあれば取り入れる。


<実際に読んでみて>
・優先順位に関して、前提条件リスト(pp206)を作成してから計画をつくるべきだったと気がついた。
・失敗・撤退の定義(pp13)は明確になっていなかった。自分で起業するなら明確にしようと思った。
・株主のイグジットあるいはハーベスト(pp41)に関しては、株主へヒアリングしておく必要があると気がついた。
・貸借対照表、特に損益計算書から現金預金を算出するを作るのに苦労していたが、感度分析(pp192)を行うことで現金預金の残高は決定できると気がついた。


<その他>
・読み始めたときの問題意識とはぜんぜん関係ないが、ミッション、経営理念(pp69)に関して、顧客第一を掲げる企業は多いが、どうやってサービス具現していくのか、どうやって従業員に共有していくかはとても難しいと思った。




本日の配当

■アウトプット 7時間40分
■投資 5時間20分
■経費 2時間30分
■空費 2時間30分



投資の内訳


■中小企業診断士 2時間30分
■英語 15分
読書 2時間35分


中小企業診断士は、過去問(H20事例Ⅰ)と振り返り(同)。英語は、リスニング。

2012年9月8日土曜日

森羅という名の輪廻

本日の配当

■アウトプット 13時間45分
■投資 3時間50分
■経費 0分
■空費 25分



投資の内訳


■中小企業診断士 1時間15分 
■読書 2時間35分


抽象企業診断士は、過去問振り返り(H21事例Ⅰ)。

2012年9月7日金曜日

玉置という名の歌手




本日の配当

■アウトプット 15時間15分
■投資 1時間
■経費 15分
■空費 1時間30分



投資の内訳


■読書 1時間

2012年9月6日木曜日

前例という名の弱気


本日の配当

■アウトプット 16時間5分
■投資 15分
■経費 25分
■空費 1時間15分



投資の内訳


■読書 15分


2012年9月5日水曜日

人生という名の列車


本日の配当

■アウトプット 13時間30分
■投資 3時間20分
■経費 10分
■空費 1時間5分



投資の内訳

■英語 15分
■中小企業診断士 2時間15分

■読書 50分


英語は、シャドーイング。中小企業診断士は、過去問(平成21年事例Ⅰ)と振り返り。

2012年9月4日火曜日

東横という名の施設


本日の配当

■アウトプット 13時間10分
■投資 3時間40分
■経費 10分
■空費 1時間



投資の内訳

■英語 40分
■中小企業診断士 5分

■読書 2時間40分
■第6外国語 15分


英語は、シャドーイングと新聞購読と要約作成。中小企業診断士は、過去問(平成21年事例Ⅰ)。
第6外国語は、シャドーイング。

2012年9月3日月曜日

『キミは何のために勉強するのか』

富田一彦(2012)『キミは何のために勉強するのか 試験勉強という名の知的冒険2』大和書房


<きっかけ>
・前作『試験勉強という名の知的冒険』を読んで、勉強方法のヒントをつかめた気がしたので、今回もさらになにか試験に対する考え方に対するヒントを発見できないかと思い購入した。


<読む前に期待したこと>
・中小企業診断士の勉強方法を改良することができる
・資格試験に対する考え方を軌道修正することができる


<実際に読んでみて>
・中小企業診断士試験で一度も合格していない科目(財務・会計、経営法務)ほど、勉強に対する計画の立て方や勉強の取り組み方に工夫が足りないと感じた。工夫というか、単発の情報を暗記するだけで、「仮説」をもって勉強をしていないと強く感じた。

どういうことかというと、私が一番得意だと思っている英語は、各文法項目に「仮説」がある。たとえば、この著者から教わった文の構造に関するルールに、「動詞の数-1=文中の接続詞あるいは関係詞の数」というルールがある。最初このルールを聞いたとき、「そんなめんどくさいこと考えなくても英語読めるじゃん」と思った。

だが、今ではこのルールの大切さがよくわかる。ただ、大切とは言っても、このルールを妄信しているわけではない。むしろ、「このルールはきちんと私が読むテキストでも成り立っているのか?」「著者が提示した例外はこれだけで十分か?」と、いつもこのルールよりももっと優れたルールがないかという目で英語と接していった結果、このルールが、(少々の補足を加えていけば)長く生き残るだけの体力のあるルールだということに気づいたという表現が正しい。

とりあえず、私がわかっている限りでこのルールが強い武器となるのは、下記の考え方のように、形式に注目して内容がわかっていくことだと思う。

「動詞の数がわかる→上記の式より接続詞あるいは関係詞の数がわかる→直前に接続詞あるいは関係詞のない動詞が主節の動詞である→主節の動詞がわかる→主節の動詞を中心にした文の骨格がわかる→主節の文型がわかる→主節の意味がわかる→文の根っこの意味ははずさない+同じ形の反復に気づくことで見たことのない表現がでても推測できる(こともある)」

脱線ついでに書いておくと、私は常に動詞の数を数えて英文を読んでいるわけではない。ある人の授業を受けることと、その人の言うことをすべて受け入れることは別のことだと思う。今は、一文が長かったり、構造が複雑そうな文、(契約書などで)慎重に読む必要のある文、他人に構造をあとで説明する必要のある文に関してはこういった考え方で読んでいる。

話を元に戻すと、ある仮説を教えてもらい、「その仮説が本当にすべての成り立つのか」、「その仮説が成り立たない例外を仮説の提示者はきちんと提示しているのか」という疑いの目で勉強を進めていくことは、私にとってとても楽しかった。とくに、仮説の提示者が気づいていない例外を見つけ、仮説をより真実に近いものに更新できたと思えるときが本当にうれしく、勉強意欲の源泉となった。

英語に限って言えば、この「先生を疑う」ということを先生自身が教えてくれたおかげで、成績は飛躍的に伸びた。代ゼミの模試で偏差値10.5を出したことがある私が、大学生のときは高校生に英語を教えていたし、今は英語を使って仕事をしている。

勉強とは、各事象の観察から一般化を行い、仮説を立てて、各事象を継続して観察しつつその仮説で説明できないことが登場したら軌道修正を行うか、例外として記録していくことだと思う。これは別に一人の人間によってなされる必要はなく、みんながその仮説を更新するゲームなんだと今は思う。

とりあえず、今日からはじめられることとして、下記を考えてみた。

□テキストを鵜呑みにせず、計算方法・法律制定の背景を考える。間違っていてもよいので、ノートにその仮説を記録しておく
□個別の項目に対して、暗記力で勝負しようとしないで、現場で再現できるような、ゆるいルールを考える
□自分が誰かに将来教えるつもりになって、短い記述で汎用性のあるルールはないかという仮説をもつ


・どんな種類であれ資格試験の勉強を私がずっと続けている一つの理由は、「勉強を続けている間は、常に自己評価を行える機会があるから」だと思う。正直、試験で不合格なのをブログで公開するのはとってもかっこ悪いと感じている(→診断士、3回目の挑戦でも失敗簿記2級、初回受験は不合格)。
でも、それ以上に、自分が目標に対してどのような努力を行って、結果をどう受け止めて、どう行動していくのかをきちんと見つめる時間を持てるのは、とても贅沢なことだと思う。

著者の息子の中学受験についてのエピソードを読んで、この思いをいっそう強く持った。

----------------------
私はあまり中学受験に賛成ではなかったが、息子本人は周囲の友達に刺激されて能力もないのに受験すると言い出し、それも、びっくりするようなレベルの高い学校ばかり受けると言い出した。もちろんそのときの息子の能力で受からないことは火を見るよりも明らかだった。だが私は本人が言うことには抵抗しない主義であり、しかも一つ計算もあったので、もちろん受験を許した。ただし、勉強は個人的には見なかった。もちろん私の専門である英語は中学入試には関係ないからだが、いずれ大学入試で勉強を教えるとき、前の失敗の経験があると素直に聞いてくれなくなると思ったことのほうが大きい。

行きたいという塾には行かせたが、案の定成績は伸びない。何しろ高望みしすぎなのだ。しかも能書きばかりで不勉強ときている。追いつくはずがない。白状すると、それも計算のうち。ここで失敗を経験させ、実力の伴わない見栄の惨めさを正しくわかってもらえれば、その方がいい。

ただし、間違って受かってしまいそうな滑り止めは受けさせなかった。この段階で本意でないところに行くと、プライドばかりが勝って周囲の友達を不当に見下して受け入れないなどの弊害があると予想されたことに加え、もし本当にレベルの高い集団に入る資格がないなら、中途半端なところに安住するより、むしろ幅広い子供たちのいる公立に言ってもらった方が、本人のためだと思ったのがその主な理由だ。ただ、「受けさせない」といっても、こちらが何かを強いる必要は全くなかった。本人のプライドが高すぎて受けようとしなかったのだ。しめしめである。

こう書くと人非人(原文ママ)のようだが、でも精神的には彼をしっかり支えるつもりでいた。だから合格発表は息子と二人で行き(もちろん不合格である)、帰りのタクシーの中で嗚咽をかみ殺す息子に向かって、「お前は世界一だよ」と言い続けた。誤解のないように言っておく。息子の不合格は、親として息子と同等、あるいはそれ以上に悔しい出来事であった。だが一方で私は息子に失敗してほしかった。それは、彼の上昇志向が、まだ自我に基づいたものではなく、ただの見栄だったからである。けれど、私は息子に絶望はさせたくなかった。自分を信じられなくなったら、自分と正しく向かい合うこともできないからである。立ち直るという経験を通じて、彼の中の真の自我が目覚め、単なる見栄に終わらないプライドが生まれることを願って、私は彼がこういう経験をするのを予想しながら止めなかった。そして彼はその後見事に立ち直った。これはわが子ながら本当に立派だと思う。わが国では世間に向かって身内を褒めるのは禁忌であることを承知であえて書かせていただく。このときの息子のことを、私は今でも誇りに思っている。

(pp140~142、引用終わり)

----------------------




<その他>

著者はむかし、講義でこんな話をしてくれたことがある。

「自分の息子が将来大きくなって、何かの職業につきたいと言ってきたら、まずは絶対に反対するね。それこそ、どんな職業って言っても。ありとあらゆる資料を準備して、なぜその職業につくべきでないのかを力説するつもりだわさ」

この人が準備して理屈で説得を始めたら、だれも反論できないと思う。著者はこう続けた。

「だってそうでしょう。親父に1回反対されたくらいであきらめるような夢なら、その程度の夢ってことじゃない。そんな程度の覚悟ではじめたことなんて、すぐに挫折するよ。オレは何があっても最後まで絶対反対って言い続けるね。でもそれは応援していないってことじゃない。息子がオレの反対を押し切ってはじめたことで成功したら、そのときは、何も言わずに黙って抱きしめてやるつもりだ」

親や教師の役割は、結局のところ、「自分を必要としないレベルにまで自分の子供あるいは生徒を成長させること」だと思う。「あんたなんかもう要らない」と言われることは、喜ばしいことなのである。これほどにまで親として、教師として自覚的な人間を私は見たことがない。あらためて息子に嫉妬した。




本日の配当

■アウトプット 11時間25分
■投資 5時間25分
■経費 0分
■空費 1時間10分



投資の内訳

■英語 15分
■中小企業診断士 1時間20分

■読書 3時間50分


英語は、シャドーイング。中小企業診断士は、過去問振り返り(平成22年事例Ⅰ)。








2012年9月2日日曜日

『稲盛和夫の実学 経営と会計』

稲盛和夫(2000)『稲盛和夫の実学 経営と会計』日本経済新聞出版社


<きっかけ>
・著者は、会社更生を申請した日本航空で初めて挨拶をするとき、自分は会社に2つだけのことを持ってきたと話していたそうです。そのひとつが、部門別会計だったと雑誌に書いてありました。その記事をきっかけに部門別会計に興味を持っていました。
・部門別会計で各部署に報告させる会議に参加していたことがあって、背景や仕組みに興味があった。
・最近上司に財務諸表の見方を聞かれて、うまく説明できなかったのが悔しかったので、関連知識を補充したかったため。


<読む前に期待したこと>
・部門別損益計算書を各部署に提出させるため、自分でフォーマットを作ることができるようになる
・提出された部門別損益計算書に対してコメントできるようになる


<実際に読んでみて>
・海外から注文しているデメリットがもろに出た。期待している内容についての直接の回等は見つからなかった。
・関連する内容として、(標準原価計算による原価把握ではなく)時間当たり採算制度や付加価値に注目する大切さが説かれていた。
 

<その他>
・時間当たり採算制度のような、部署や個人など、生産性が低い犯人があぶり出しになる制度は、著者が言うように「魂を入れないと生きない」と本当に思う。
・部門別会計など、細かく生産性を見ていくやり方は、中間管理職とトップマネジメントが同じ方向を見ていないと、働く従業員は地獄だと思う。私はうまくいっているケースを見たことがないので、これから試行錯誤して運営していきたい。






本日の配当

■アウトプット 12時間40分
■投資 1時間20分
■経費 30分
■空費 3時間30分



投資の内訳

■中小企業診断士 1時間20分



中小企業診断士は、過去問振り返り(H22事例I)。



2012年9月1日土曜日

駅員という名の煙幕

本日の配当

■アウトプット 14時間5分
■投資 2時間40分
■経費 10分
■空費 1時間5分



投資の内訳

■英語 15分
■中小企業診断士 5分

■読書 2時間20分


英語は、シャドーイング。中小企業診断士は、過去問(平成22年事例Ⅰ)。

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