2011年4月2日土曜日

『議論の余地しかない』

森博嗣(2000)『議論の余地しかない』講談社


<きっかけ>
・森博嗣氏の作品はだいたい読んでおり、おしゃれな表現や台詞を見つけたらノートに記録していたが、そのまとめ的な本を見つけた。


<読む前に期待したこと>
・素敵な表現があれば記録する。


<実際に読んでみて>
・「Time is moneyなんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。金よりも時間の方が何千倍も貴重だし、時間の価値は、つまり生命に限りなく等しいのである」(pp9)


・「死がそんなに特別な状態とも思えない。誰にでも身近なものではないか。人が死んだときには、泣かなくてはいけない。悲しまなくてはいけない、と教育されているためかもしれない。おそらく、その割合が半分以上あるのではないだろうか。では、教育されなければ、人は泣かないものだろうか? 花が枯れても、人は泣かない。花はまた咲くからか。いや、人間だってまた生まれる。失われるのは、躰ではな。死んだ者の記憶だ。だが、記憶でさえ電子的に保存することができる。再生できないのは、人間の思考だ。思考だけが今の技術では再現できない。けれど、思考が失われるということが、何故悲しいのだろう」(pp21)


・「一つの細胞が二つに分裂し、それが四つになり、八つになる。どれくらい細胞の数が増加したときに、生命あ意思を持つのだろう。単細胞であれば、いつまでも生きられるのに。意思を持つために、自らの寿命を縮めるのである。いや、寿命があることが、意思を作るのかもしれない。意思とは、消滅の自覚だ。死のの予見に起因する存在こそ、意思の起源」(pp47)



<その他>
・写真を背景に白い文字が印刷されていて、少し読みにくいと感じた。













本日の配当

■アウトプット 19時間40分
■投資 0分
■経費 2時間20分
■ 空費 0分

0 件のコメント:

コメントを投稿

関連記事

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...