2017年11月19日日曜日

野球選手のドーピングは正当化されるか

英検スピーチの素です。英検1級の2次試験で問われそうなテーマについて、考えたことを英語で書いてみました。



<きっかけ>

<日本語で考えたこと>
<英語の構成>
<英語でまとめ=スピーチ原稿>
<その他>




<きっかけ>

スポーツ選手のドーピングの是非について過去の英検1級2次試験で問われていたようなので、日本のプロ野球選手の場合に鍵って考えてみました。




<日本語で考えたこと>

ドーピング推進派の喜代原(きよはら)さんと、ドーピング反対派の鍬田(くわた)さんの会話形式でお送りします。




喜代原 「プロ野球の試合は、ショーや。ショーであれば、たくさんホームランを打つ選手がいたり、すごい速い球を投げるピッチャーがいたほうが面白いだろう。そのためには、ドーピングをしても問題ないんや」

鍬田 「んーどうでしょう。ショーであっても、すごいプレーの背後に隠れた努力に、人は感動するんじゃないかな。結果は大事、でもプロセスはもっと大事だと思う」

喜代原 「程度の差はあるけど、プロの選手は、試合前には市販のサプリをとったり、酸素カプセルを使ってる。ワシも風邪薬はようやった。また、お金のある球団であれば、食事のトレーナーの支援も受けられるし、キャンプ地の施設も球団の格によって異なってくる。いい球団なら暖かくて広いベッドで寝れるわけや。ドーピングだけが何で問題なんや? 誰にも迷惑かけているわけでもないし」

鍬田 「いったんドーピングを認めたら、練習よりもドーピング次第ですごいプレーができるようになるからじゃないかな。あと、これからプロを目指す人が、ドーピングありきで練習をするようになるから、アマチュアとか青少年に身体的に悪い影響がでるからでしょう」

喜代原 「むむむ。だけど、プロレスにしても、そういう悪役がいたほうがショーは盛り上がるんだけどなあ」

鍬田 「ショーってことは、物語だよね。物語は、人々の間で長い期間に渡って伝播されることに価値があるのじゃないかな。でも、そういった物語が、子供の成長に悪影響だったり、多くの人が読んだり聞いた後に楽しい気持ちにならないのであれば、ショーとしても失敗なんじゃないかな」

喜代原 「(肩を震わせながら)ぐ・・・」

鍬田 「俺たちが甲子園を沸かせたことを思い出してみよう。どうしてあんなに観客を感動させることができたのだろう。たぶん、1回でも負けたらそこでおしまいという状況で、青春を懸けて練習した成果をみんながぶつけ合ったからなんじゃないかな。そのはかなさと切なさに、共感があったからじゃないかな」

喜代原 「・・・うわーん(号泣)」


鍬田、喜代原、抱き合って泣く。




<英語の構成>

結論 :プロ野球選手のドーピングは禁じられるべきである
理由①:ドーピングが普通になり、ドーピングしないと勝てなくなってしまう
理由②:プロ野球選手の努力の過程を想像して観客は感動する
結論 :ドーピングは許可されるべきものではない



<英語でまとめ=スピーチ原稿>
     Although some people argue that there is no serious problem with doping for professional baseball players in Japan, I contend that doping shall strongly be banned on them for two reasons.

     First of all, professional baseball players in Japan have a huge impact on amateur baseball players in both direct and indirect ways. For instance, once the order to call strike and ball was changed in an opposite way in Nippon Professional Baseball several years ago, all the amateur baseball teams followed its rule. I am sure that once professional baseball players rely on doping in order to produce high performance, other amateur players follow them. Rather, doping would be one of the essential factors to be successful in baseball. As a result, baseball would not be a sport any more, but a place to demonstrate how effective new dope is.

     Second, professional baseball players in Japan have a responsibility to behave in a moral way. They are viewed as not only great athletes but also moral persons. You may wonder if the result is everything in professional baseball because it is a show. Even though professional baseball is a show, the spectators and audiences of baseball match put an importance on their process. They are impressed by how players have made efforts to be professionals. If the spectators and the audiences knew that professional baseball players dope, they would not be moved by its game more than they do.

     In conclusion, I think that doping shall not be allowed for professional baseball players in Japan. 



<その他>
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2017年11月11日土曜日

アメリカは唯一の超大国であり続けるか

英検スピーチの素です。英検1級の2次試験で問われそうなテーマについて、考えたことを英語で書いてみました。



<きっかけ>

<日本語で考えたこと>
<英語の構成>
<英語でまとめ=スピーチ原稿>
<その他>




<きっかけ>
英検1級2次試験の過去問を見ていて、一時期アメリカが一強であることの是非のようなテーマが繰り返し出題されていることに気が付きました。また、クレジットカードからITを扱う仕事をするようになっても、「アメリカって強いな」と思うことが多かったので、書いてみたいと思いました。



<日本語で考えたこと>
圧倒的に強いと思うのが、「アメリカが国を挙げてその気になれば、なんでもわかる」ということです。

以前は、クレジットカードの国際ブランドの4つのうち5つをアメリカが占めていることが強みでした。イシュアーであれば、ホテルや航空券の支払い履歴から、どこどこの社長がどこどこで誰と会っていたとかが分かり、会社どうしの提携などが予測できるという話を聞いたことがあります。

今はもっと細かく分かるはずです。Facebookのアカウントがあれば、ある人が誰が友達でどんな性格かもわかります。Googleアカウントを持っていれば、たとえ別の名前で登録していても、「文面の最初のほうに登場する共通の単語」という条件で探せば本名もわかっていると思います。iPhoneには指紋を登録してますし、気づかれないように画面を見ているあなたを録画しているかもしれません。Amazonは、あなたが何についてならお金を払ってまで手に入れたいのかを知っています。

「そんなSFみたいなことあるかいな」と思った方。ドイツのメルケル首相の電話は2010年から少なくとも3年間、盗聴されていたことがドイツの新聞で報じられていましたし、オバマ大統領も承認したとさえ言われています。日本においても、省庁や大手企業が盗聴対象に入っていたとウィキリークスで暴露されていました(→朝日新聞の記事)。表に出てこないだけで、その気になれば情報はいくらでも抜けるようになっているのです。

情報があれば、テロを未然に防いだり、政治・経済的な動向を事前に察知して裁定的な行動もとれるはずです。

別の側面を見てみましょう。アメリカ企業と聞いてまず思いつくのは、従業員の多様性です。アメリカ国籍であっても、もともとの祖先をたどると別々の国から来た人たちです。同じ言語を使っていても、生活習慣やビジネス習慣は異なるはずです。こういった異なる人たちを束ねるノウハウが、アメリカ企業には備わっているとごりらは思うのです。

インターネットによって世界のどこでも働けるようになったり、航空網の発達で移動時間がどんどん短縮している現状においては、多様な人材の本気を出させるリーダーシップに歴史のあるアメリカ企業に優位性があるのは、当然の成り行きではないでしょうか。

他方で、日本は少子高齢化の危機が叫ばれる中、あまり移民受け入れは進んでおらず、海外でも調達は日本の商社を使ったり、現地人をトップに据える意味でのローカライズできている会社もまだまだ少ないように見受けられます。中国は、国内をマーケットとする強い企業の名前は思いつきますが、世界を相手にしてトップが外国人になっているような企業はすぐには思いつきません。ドイツも、情報分野でグローバルな展開だと、SAPくらいしか思いつかないのは、私だけではないでしょう。

以上のように、アメリカはその気になれば重要な政治的・経済的イベントの兆し情報を収集できる立場にあることと、経済を発展させるために必要な多様な人材の潜在能力を活かす仕組みをもっていることが強みとなり、当面は超大国であり続けると考えます。



<英語の構成>
結論 :アメリカは超大国であり続ける
理由①:情報を持っているので強い
理由②:多様性のメンバーを組織するのが強い
結論 :好むと好まざるに関わらず、アメリカは超大国でいられるだろう。



<英語でまとめ=スピーチ原稿>

   I contend that it is possible for the United States to secure its power as a superpower for two reasons.

   First of all, the United States knows more about flow of people, goods and money than other countries do. Credit card companies monitor the card transaction including a plenty of personal information. And now four international brands out of five are from the United States. In addition to credit card companies, the United States has several information technology firms enabling it to be competitive continuously. Google knows who you are, what your interest is and where you are. Facebook recognizes whom your friends are.  Amazon discerns what products you are willing to pay for. Apple remembers even your fingerprints. Once political tension breaks out, chances are that the country who has those information gains an edge. You may remember that German Chancellor Merkel’s phone was wiretapped from 2010 to 2013 by the United States.

   Secondly, the firms from the United States are good at talent management. Given that the collapse of country border because of Internet and the modern airline system, one of the important factors to be competitive in the global market is to assemble excellent talent in the world. In this sense, the United States has been welcoming immigrants who have specialties since its conception. However, I don’t come up with so many firms originated from Germany and China which are globally expanded with diversified officers. Now Japan is facing aging and declining population, but the problem is that many people in Japan assume that working population should be local people for some reasons. The United States, however, has accumulated knowledge to maximize the outcome with diversified members.

   In conclusion, whether we like it or not, the United States keeps its superpower status for at least more than twenty years.



<その他>
・という現状を踏まえて、日本はどうやって世界でのプレゼンスを高めていくのか、あるいは外資で働く日本人はどんな面でバリューを出すことができるのか、ということを今考えていて、またスピーチの原稿を書いてみたいと思っています。

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2017年11月5日日曜日

動物園は廃止すべきか

英検スピーチの素です。英検1級の2次試験で問われそうなテーマについて、考えたことを英語で書いてみました。



<きっかけ>

<日本語で考えたこと>
<英語の構成>
<英語でまとめ=スピーチ原稿>
<その他>




<きっかけ>

動物園に最近行こうか行かないか迷っており、その際に動物園を廃止すべきという意見があることを知りました。



<日本語で考えたこと>

まず初めに、動物園を廃止すべきでない理由を2つ考えました。次に、動物園を廃止する主張の根拠を考え、その根拠が成り立たないことを盛り込めそうであれば盛り込みました。


動物園の(見る側にとって)よいところは、短時間で珍しい沢山の動物を見ることができる点です。一方で、その裏返しですが、短時間で沢山の動物を見ることができるということは、動物同士が狭いところでひしめき合っていることが示唆されます。この点に着目して、「動物がかわいそう」という意見があるのだと思います。


しかし一方で、人は見たことのない動物に対しては愛着がわかず、もしその動物が密猟などで減少の危機にあると言われても、支援する可能性は低くなるのではないかと思います。見る機会がなければ、興味を持つ機会も持てず、行動に繋がる可能性も減る、というのがごりらの(私の)意見です。


動物園によっては、経済的な事情から動物に対して十分なケアをできないところもあると聞きます。その場合、今の時代であれば、オンラインでクラウドソーシングを募ったりすることで問題の解決の糸口になるのではないかと考えます。あるいは、うまく経営できている動物園は、経営がうまくいっていない動物園を買収して、動物たちをもっとよい環境に移してあげることも一つの案かもしれません。


もう一つの理由として、動物園は子供の成長にもよい影響を及ぼすことが挙げられます。子供のうちに、自分とはなるべく異なるもの(人、動物、環境)と触れ合っておいたほうが、大人になったときに他人に対する受容度が高くなると思います。自分とある程度共通性がありつつも、違うメカニズムで行動する存在を覚えておくことは、単に自分と違うという理由で排除する大人にならない一助になるはずです。今やコンビニのアルバイトでも、日本人以外と働くことがある時代です。こういった多様な人材と一緒に働く時代こそ、自分と違う何かに触れ続けることが重要だと考えます。



<英語の構成>
結論  動物園は廃止されるべきではない
理由① 直接見なければ、その動物に対する愛護の気持ちも湧かない。
理由② 子供のうちに自分となるべく異なる存在と接することが多様性を受け入れる上で重要だ。
結論  動物園は集約しつつも存続されるべき。



<英語でまとめ=スピーチ原稿>
  I do not agree with the idea that zoos shall be closed for two reasons.

  First, the more opportunities people have to see unfamiliar animals, the more empathy they are toward those animals. Some people criticize that zoos are the places where rare animals are forced to live in abysmal conditions. However, without zoos, it would be obvious that people in Japan have never seen elephants. And people in Japan would take less actions to assist elephants without having the opportunity to see them. In this modern world when people can help each other through online and in a peer to peer way, the abysmal conditions can be solved through crowd sourcing and each zoo’s marketing effort.

  Secondly, it is important for children to interact with something different during their development. The more different entities we see in our childhood, the more generous we grow up to be. Having such  patient mind is much more important in the modern world, when people tend to work in a diversified team. Watching never-before-seen animals creates the opportunities for children to show respect to someone who seems different but has the same mechanism. Some may argue that both explicit and tacit knowledge children earn in zoos do not outvalue animals’ suffering in zoos in Japan. However, how zoos are suffering financially in Japan and how appalling circumstances animals has to live in must be the subject of another argument. My proposal is to merge with unprofitable zoos because profitable zoos must have a knack to attract guests.

  For those two reasons, I contend that zoos shall be kept while some of zoos shall be closed and animals there shall be moved to large and profitable zoos. 



<その他>
・空港のラウンジで週刊文春を読んでいたら、『ポレポレ英文読解プロセス50』の西先生のことが記事になっていました。初めて読んでから10年以上経過していますが、表紙が象の写真だったのが印象に残っています。もしかしたら、サブリミナル効果で動物園のテーマを選んでいたのかもしれません。
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